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未経験からデータアナリストへ。昨年の社内MVPにインタビュー!

AMBLはAI、クラウドネイティヴ(システム開発)、UXデザイン、マーケティングの4つの事業領域で企業のDXを推進しています。23年4月現在、600名を超える様々なDXのスペシャリストが活躍しています。そして、社員一人ひとりが働きやすく、成長につながる環境を提供することが、ひいては企業の成長にもつながると信じています。

そんなAMBLでは、もっとも活躍した社員に対して、心からのリスペクトを込めてMVPを選出しています。今回は、昨年MVPを獲得した中原 淳さんにインタビュー。

AI未経験でAMBLに入社した経緯や、知識向上のために日々気をつけていること、仕事の進め方やリーダーシップなど、データアナリストを目指す人だけでなく、全エンジニア必見の内容です!

中原 淳さん 医療系のSE兼マーケターを経て、2019年4月にAMBLに入社。様々な案件に参画し、未経験入社から2年半で会社を代表するデータアナリストへ成長。現在は、データサイエンス事業部第2データソリューション部部長としてマネジメントも担当。

データ理解に重要なのは、お客様の先にある消費者心理の理解と共感

ーーMVP受賞おめでとうございます!サプライズだったので当日はお休みを取られていて、ご実家に帰られていたんですよね?いつ受賞を知りましたか?知った時の感想は?

(中原)受賞を知ったのはリアルタイムで、SlackのDMを部署の方たちからいただきました!
もちろん喜びがあったのですが、まさかこのタイミングで!という驚きのほうが大きかったですね笑


ーーSlackでリアルタイムにDM!それはかなりのサブライズですね😁中原さんは、AI未経験で入社されたんですよね?それまではどんな仕事を?AMBLに転職した決め手は?

(中原)AMBLに入社する前は、医療系のSE兼マーケターをしていました。
SEとしてはグループ全体へのRPA導入PoCや、業務自動化。マーケターとしては、webスクレイピングをしたデータでの分析(SEO/広告etc)や、位置情報を用いた空間解析(GISソフト)での分析をしていたので、入社時はAI未経験でした。

AMBLに転職を決めた理由ですが、医療系の現場に近いところで業務をしていると、使用している手法やレベルが低く、なかなか自身のレベルアップ、アウトプットの高度化が図れない環境で、成長の壁を感じていたからです。転職活動をする中で、AMBLの入社面接で毛利社長と話し、ここなら自身のレベルアップとアウトプットの高度化を両立させられると感じ、転職を決めました。

ーー中原さんが成長の場として選んだのがAMBLだったんですね!中原さんは、データに関する幅広い知識があると推薦されていましたが、どのようにして学ばれたのでしょうか?

(中原)業種/業態やビジネスモデルにおけるデータの特性は、やはり現場で直接データを触ったからこそ学べたナレッジが多いかなと思っています。ただ、データにまつわる全体像は、なかなか現場業務だけではインプットされてこないので積極的に書籍/記事から吸収するようにしています

ちなみに、最近読んで勉強になった本はデータ利活用の教科書です(2022年当時)。データを触る方には知っておいてほしい概念とノウハウが詰まっていますので、特にデータ分析のインプットを考えている方は読んでみてください

ーー最近役立った本の紹介、ありがとうございます!お客様ごとの理解は直接現場で、ということですが、お客様のデータを理解する上で、どんなことを大事にしていますか?

(中原)データ理解に重要なのは、お客様の先にある消費者心理の理解と共感です。特にマーケティング領域では、意思決定につながるようなインサイトを分析から出すために、ユーザーがどういった心理状態/モチベーションで購買行動をとっているかを把握することが大事です。実際にアプリなどで注文してみる・店舗に行ってサービスを体験してみる、と自分が利用者になるのが一番の近道ですね。

次に大事にしているのが、お客様の自社ユーザーに対する肌感のようなものを質問をすることが多いです。具体的に言うと、「自社にとっての優良顧客はどういう行動をとっているイメージか?」だったり、「自社の優良顧客としてイメージする性別・年代は?」などなど、マーケティングのターゲットにすべきペルソナ像や行動傾向をお客様がどのようにイメージしているかを確認し、経験知を引き出すようにします。

既に現場の中でこういったペルソナ像や訴求すべき行動が明確に定義されている場合もありますが、完全に現場担当者の肌感を拾い切れていなかったり、定義したのが数年前で状況が変わっていたりすることもあるので、意識的にヒアリングするようにしています。

リーダーシップとデータ分析のニーズについて

ーーデータの仕事ってもっと無機質なものかと思ったら、お客様の肌感(経験知)を大事にしているんですね。驚きです!中原さんは現場でリーダーとして活躍されていますが、現場リーダーとして広い視野を持つために心がけていることはありますか?


(中原)現場で広い視野を持つために常に状況を構造化して考えることを意識しています。例えば、データ分析の現場ディスカッションをしていると、トピックについて話すうちに粒度が細かくなり過ぎたり、双方の認識がズレてくることがあります。こういった状況で話を進めることは後のリスクにつながりますので、私自身が話の流れに乗って進めないようにします。一旦自分は議論から離れ、俯瞰して状況を整理した上で、場をコントロールすることが大事だと思っています。日々の業務の中でこのようなことを意識的に繰り返すことが、現場リーダーとしての広い視野に繋がるのではないかと思っています。

ーー中原さんのような現場リーダーがいたら安心して仕事ができそうです😊 次に、ちょっと大きな話になるのですが、データ分析やAIは今現在、どのような状況で今後どうなると思いますか?

(中原)データやAIはますます企業の活動全般で不可欠なものになっていくのは皆さんご存知の通りですが、日本の企業全体としては、ビジネスへのデータ活用がまだまだ進んでおらず、今からデータ活用をするための基盤となるCDP(顧客IDを中心に各種情報を統合したデータベース)を導入しようというステータスのクライアントが多いです。ここからBIツール導入/データ分析→AI活用へマーケティングを高度化させていくステップになるので、数年かけてデータ分析のニーズがさらに膨らみ、そのあとにAI活用のニーズが大きくなるのではないかと感じています。
私が得意とするマーケティング領域においては、データ分析→AI活用の流れが始まっていますが、これからもっとニーズが増えていくと感じています。


このような顧客ニーズの変遷に合わせて、常駐/受託分析・AIプロダクトのビジネスポートフォリオを組むことができれば、AMBLとしても市場の拡大に応じた成長ができるはずです。

ーー日本の企業全般で見ると、まだこれからデータ分析が広がるフェーズなんですね。よくわかりました。中原さんがこれからチャレンジしたいことを是非教えてください!

(中原)最近は特にエンジニアリングのインプット/アウトプットが減っているので、意識的にそこを強化したいですね。知り合いのエンジニアが独自ツールで副業収入を得ていることに触発されたのですが、プライベートで楽しみつつ何かを作るということをしばらくやっていないなと感じたので、なんとか時間を作って取り組みたいですね(笑)

中原さん、あらためてMVP受賞おめでとうございます!データ分析の現場に限らず、仕事の進め方で大変参考になるお話をたくさん聞かせていただきました。

今後の活躍も期待しています!!


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ABOUT ME
小野雄介
広報の小野です。2023年4月から内外にAMBLで働く人々や事業、イベントを発信しています。最新のレコードが好き。最近、お気に入りのミュージシャンはmabanuaとぷにぷに電機です。よろしくお願いします!