AMBLの日々

技術&クリエイティブでDXの未来を切り拓く Vol.2 關 紳之輔さん

AMBLは2024年3月に3社が統合して、2年になります。

お陰様で社員数も順調に増えて、現在700名近くの従業員が働いています。

だからこそ、外部の方にもAMBLで活躍される社員の方の業務や技術力&クリエイティブを知っていただきたいと考えて、弊社オウンドメディア「COLORS」で技術とクリエイティブに焦点を当てた連載をスタートしました。

第2回はAMBL社内の若きエース、「スプリント0エンジニア」として活躍されている關 紳之輔さんにお話しを伺いました!

クラウドネイティブ第3事業部 Fintech推進部 FTP-1 關 紳之輔さん

—本日はよろしくお願いします。まず關さんの経歴を教えていただけますか?

私は2016年に新卒で入社しました。一番最初に参画したプロジェクトが、金融機関だったこともあり、毎日スーツ・朝早い・駅から徒歩20分と色々と鍛えられる案件でしたね(苦笑)。その次に参画したメッセージアプリのプロジェクトが自分にとって大きな転換点でした。金融機関のプロジェクトは、制約が厳しく職務遂行能力が求められる案件だったのですが、メッセージアプリのプロジェクトは、自由度が高く、自主性と機敏な対応を求められる現場でした。そのプロジェクトで実績を積み、3年目の時にプロジェクトリーダーに任命され、タスク管理やチームビルディングに携わるようになりました。同時期に、中国にオフショアの開発チームを立ち上げるために1ヶ月ほど(中国に)出張、さらにマネジメント職を拝命、マネジメント業務を経験することになりました。

—關さんは当時最年少でマネージャーに昇格されたんですよね!その後、現在までどんな業務を担当されているのでしょうか。

はい、最年少且つAMBLで新卒採用から初めてマネージャーに任命されたと記憶しています。

その後、現在も担当している大手Fintech企業のプロジェクトに参画しました。

当時は自分は新規でプロジェクトの立ち上げをした経験がなかったですし、お客様との間にSIerもいなかったので、(お客様との)コミニケーション含め非常に苦労しました。

但しその経験もあって、今では「新規でWebアプリの開発もできます!」「インフラの構築もできます!」、さらに「サーバーサイドを作りながら要件定義まで可能です!」など自信を持ってお客様に提案できるようになりました。なにより、自分の技術力や判断がお客様のビジネスに影響をもたらすという責任感を養えたことも大きかったです。

現在は、(大手Fintech企業の案件で)プロジェクトリーダーとして同時に5~7案件のマネジメントに関わりながら、ITアーキテクトとしてテックリードも担当、「スプリント0エンジニア」として業務に取り組んでいます。

—「スプリント0エンジニア」という肩書は初めて聞いたのですが、どんなタイプのエンジニアのことを指すのでしょうか?

実はこの肩書は私の造語です(笑)。「スプリント0」とは、元々アジャイルスクラム開発でスプリントを開始する前、つまりエンジニアがコーティングを始める前のフェーズのことを指します。私自身、チームビルディングやアジェンダの作成、アプリケーションのベースを作りこんで構築するなど「スプリント0」のフェーズをコミットすることが得意ということもあり、「スプリント0」のプロフェッショナルとして活躍していきたいと考えて「スプリント0エンジニア」を名乗るようになりました。

—關さんといえば、エンジニアとして社内外で非常に評価が高いことでも有名です。エンジニアとして成長できるおススメの勉強法などありますか。

「新規で1からアプリケーションを製作すること」ですね。これは「コーディングをしろ」ということではなく、(アプリ製作によって)技術の選定の仕方を学ぶことができるので推奨しています。エンジニアの皆さんは分かると思うんですが、あるプログラミング言語を使って80%まで開発を進めたのに、肝心のコア機能が(この言語では)作れないという不具合が起きたとき、メチャクチャ大変だし焦りますよね。こうした経験って、実際に自分でモノを作ってみた人にしか分からないと思うんです。技術を選定することで、テクニカルな部分はもちろん、自分に生じる責任や「どういう観点で技術を選定するべきか」「選ぶまでの下準備をどのくらい丁寧にするのか」など業務にあたる際の心構えも学ぶことができます。実際のプロジェクトにアサインされると一つ一つ考えている余裕がないことも多々ありますし、ぜひエンジニアの方には実践して経験を積んでほしいです。

—貴重なアドバイスありがとうございます。エンジニアの方はぜひ実践してみてください!最後に今後の目標について教えてください。

個人目標というよりはAMBL全体の目標なのですが、フロントエンド・バックエンド・インフラ・ネイティブ(iOS/Android)のすべての領域をまかなえるフルスタックエンジニアを社内で増やしていきたいですね。そのためにも「エンジニアロードマップの作成」や「各種エンジニア間でのコミュニケーション活性化」が不可欠だと思うので、今後はエバンジェリスト的な側面でも活躍していきたいと考えています。

—AMBLで働くエンジニアはもちろん、会社全体がさらに成長していくような素晴らしいビジョンですね。關さんの更なる活躍を期待しています。

☆關さんおススメの一冊

リーダブルコード

推薦コメント

エンジニアでプログラミングをする人であれば絶対に一度は読んでもらいたい本です。

どうしたら見やすいコードが書けるのか、どこに注意すべきか、アンチパターンはどんなものがあるのかが分かりやすく説明されています。

「ソースコードの可読性を上げるためにたくさん日本語コメントを追記して見やすくしてみました」とか言っちゃうエンジニアは必見です。

ABOUT ME
小野雄介
広報の小野です。2023年4月から内外にAMBLで働く人々や事業、イベントを発信しています。最新のレコードが好き。最近、お気に入りのミュージシャンはmabanuaとぷにぷに電機です。よろしくお願いします!