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AMBLが考える「知の探索」と「知の深化」について

AMBLには社内限定のブログがあり、社長の毛利さんをはじめとした役員からの投稿や、社内で活躍されているエンジニアのインタビュー、部活の活動報告、事例や社内勉強会資料の共有、毎月の中途入社メンバーの紹介など、毎週5~8本程度のコンテンツがアップされています。

その中から、先日アップされた社長の毛利さん推薦の書籍についてぜひ社外の方にも読んでいただきたいと思い、抜粋してご紹介させていただきます。

『両利きの経営ー「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く』について

※AMBLの図書コーナーより

今回、僕から皆さんに紹介させていただきたい本は『両利きの経営ー「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く』です。

この本はAMBLの前身のAIfied創業時(2019年)に知人からプレゼントされたことがきっかけで読み始めました。当時も非常に感銘(かんめい)を受けたのですが、世間にDXが浸透、AIの進化が著しい今こそ、AMBLで働く皆さんだけでなく、多くの方にぜひ読んでほしいなと思い取り上げました。

突然ですが、皆さん最近DVDを店舗でレンタルしましたか?

サブスクで映像や音楽が気軽に楽しめるようになった今、レンタルショップを利用することはほとんどなくなったという人が大多数なのではないでしょうか。

実はアメリカではレンタル最大手のブロックバスターという会社が、今から10年以上前の2010年に経営破綻していて、アメリカの街にはDVDレンタルショップがほとんどありません。

そして、ブロックバスター倒産の一因とされているNetflixの会員数は現在、全世界合計2億4720万人を達成。2019年の1億4890万人から4年でおよそ1.5倍になりました。僕自身も会員の一人です。

今やサブスク最大手のNetflixですが、創業当時はウェブサイトによるDVDのレンタルサービスの会社だったことをご存知でしょうか。2007年にコアビジネスを現在のビデオ・オン・デマンド方式によるストリーミング配信サービスに移行するまでは、ブロックバスターと同様にDVDレンタルサービスの会社だったのです。

両社を大きく分けた差はなんだったのでしょうか。

『両利きの経営』では、「社員による(社会や環境の)変化の捉え方」にあるとしています。

ブロックバスターのリーダーたちは、好立地の店舗でのビデオレンタルという現業の成長と運営を得意としていました。そして、IT技術の進歩により環境が大きく変化しても、既存のビジネスに注力し続けたのです。本書ではそれを自社の持つ一定分野の知(既存事業)を継続して磨きこんでいく「知の深化」と表現しています。

対照的に、Netflixのリーダーたちは、自社が手掛けているのはDVDレンタル事業だとは思っていませんでした。「会員にオンラインで映画を提供する事業」と考えていたので、Netflixのリーダーたちは、既存の資産や組織能力を基にしながら、新しい事業と市場を考案するために積極的にアイデアを探す「知の探索」を行い続けました。

その結果、NetflixはDVDレンタルからストリーミング配信サービスへとシームレスに移行し、ネットの発展やスマホの進化などの後押しとストリーミング配信サービスを独自の視点で磨きこんでいくことで成功へと至りました。

この本では他にもamazonやIBMなど「知の探索」と「知の深化」を組み合わせた「二兎を追う」戦略で成長を続ける様々な企業の事例が紹介されているのですが、すべての企業に共通するのは、IT技術の発展が著しい現代では既存事業を磨きこむ「知の深化」だけでは会社がいずれ立ち行かなくなるという危機感を持ち、常に新しい技術の導入や市場を探す「知の探索」を続け、既存事業はもちろん、新たに立ち上げた事業も磨きこむ「知の深化」を組み合わせることで成長している点です。

変化を恐れず、新しい発想に挑戦することが未来の仕事につながる

これを読んで「知の探索」の重要性が少し分かってもらえたかなと思います。ただ、皆さんもご承知の通り、実際にやるのはとても大変です。積極的にアイデアを探しても、それが事業になるか分かりません。事業化しても、それが利益を生み出すまで時間がかかります。ですので、無駄に見えるし、失敗も多い「知の探索」をするより、リスクを取らず既存事業を磨きこんで利益を積み上げる「知の深化」を進めた方が一見堅実な経営に見えます。

日本の企業の多くが「二兎を追う」戦略を実施していないのは、こうしたリスクを取りたがらない日本人の性質に起因していると僕は思っています。どんな人であれ、失敗するのは怖いんです。僕だって怖い。でも、「まず一歩踏み出す」勇気がなければ、企業はもちろん自分自身もどんどん衰退していってしまうのは冒頭にお話したブロックバスターの例からも明らかです。

変化を恐れず、新しい発想に挑戦することが未来の仕事につながっていくのです。

僕が自分なりに「知の探索」を続けた結果、当時はまだ未知数のビジネスだったAIやデータサイエンスをメインにした会社(AIfied)を立ち上げたことはこちらの記事でも話しましたが、僕の知人がこの本をプレゼントしてくれたのはちょうどそのタイミングでした。2023年の今、読み返してみて改めて思ったのは、AI事業がなかったらAMBLはここまでの規模に成長していなかったし、多くのビジネスチャンスを逃していたはずだということです。本書で紹介されている大企業と較べればまだまだですが、AMBLも「二兎を追う」戦略によって成長してきた会社といえるでしょう。

今まで紹介してきた「知の探索」と「知の深化」は、なにも会社の経営という大きな枠組みで考える必要はないと思います。ぜひ自分自身に置き換えて、得意分野や技術を磨く「知の深化」と新しい可能性やアイデアを探す「知の探索」を日常的に意識して実践してみてください。エンジニアとして、必ず成長につながるはずです。


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小野雄介
広報の小野です。2023年4月から内外にAMBLで働く人々や事業、イベントを発信しています。最新のレコードが好き。最近、お気に入りのミュージシャンはmabanuaとぷにぷに電機です。よろしくお願いします!