AMBLの日々

AMBLのバリューについて

AMBLには社内限定のブログがあり、社長の毛利さんをはじめとした役員からの投稿や、社内で活躍されているエンジニアのインタビュー、部活の活動報告、事例や社内勉強会資料の共有、毎月の中途入社メンバーの紹介など、毎週5~8本程度のコンテンツがアップされています。

その中から、先日アップされた社長の毛利さんのお話がとても良い内容だったので、社外版に少し編集したものを公開します。

AMBLのバリューについて

会社にとってのバリューとは、「会社のミッションやビジョンを達成・共有するための具体的な行動指針や行動基準を表した言葉」です。

AMBLでは、

「称賛と承認」「まず一歩踏み出す」「自分自身に打ち克つ」

この3つをバリューとして設定しています。

この3つの言葉は、僕が社長になる前から常に大切にしているんですが、AMBLの前身であるAIfiedを立ち上げたときに、組織の一体感を高めて、成長する企業にしたいと思って明文化しました。

今回は、なぜこの3つをバリューに設定したのか、それに関連してAMBLで働く社員の皆さんがどういう風に成長してほしいかを説明していきたいと思います。

「称賛と承認」

「称賛と承認」について改めて考えたきっかけは、AIfiedを立ち上げる直前に開催していた東京オリンピックの女子スケートボード決勝でした。

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2021年のことなので覚えている人も多いと思いますが、選手たちが成功しても失敗しても、国を越えてお互い称えあう姿がとても印象的でしたよね!

僕自身、若い頃から世界中の海でサーフィンをしてきて、ライディングや技に失敗したとしても、そのチャレンジを称賛して気軽に声をかけ合ったり、ハンドサインでリスペクトを送りあっていた経験もあって、ぜひ職場でもお互いをリスペクトしてほしいし、チャレンジした相手はもちろん、自分自身も認めてあげてほしいなと考えてバリューにしました。

リスペクトを送ること/受け取ることは、自分を認めてあげる第一歩ですし、自信がないともう一つのバリューである「まず一歩踏み出す」ことはできないと思います。

とはいっても、社会人になるとリスペクトを送る/受け取る機会ってなかなかないですよね。僕自身の話をすると、当時はまだ未知数のビジネスだったAIをメインにした会社(AIfied)を立ち上げるとき、エンジニアでもない自分が果たして社長として務まるのかとても不安でした。そんな僕にリスペクトを送ってくれたのが、現在AMBLの会長を務める櫻井さんでした。

櫻井さんからのリスペクトがなかったら、僕は今でも自分自身を承認できていなかったかもしれません。結果、そのリスペクトが自信につながり、僕は自分を承認することができたし、社長としての第一歩を踏み出すことができました。もちろん、当時さまざまな経験が足りなかった僕に対して、温かい称賛を送ってくれた櫻井さんを僕はずっとリスペクトしています。こうした経験から仲間へ称賛を送ることは、必ず自分に返ってくると僕は思っています。それが少しでもみんなに伝わればいいなと思い、AMBLの社内ブログでは「respected」という連載記事を掲載しています。

社員からリスペクトする相手を紹介してもらい、その社員に対して僕自らインタビューを行って、僕からもリスペクトを送る企画です。時間はかかると思いますが、全社員を「respected」に呼んでAMBLで働くすべての人にリスペクトを送るのが僕の密かな野望です。

「まず一歩踏み出す」

このバリューは、まさに僕自身の経験に根ざしています。僕は35歳の時に業界未経験でAMBL(当時mfield)に入社しました。その時の話は長くなってしまうので割愛しますが、毎日がチャレンジの連続でした。

AIfiedを立ち上げたときも、経産省の動向やアベノミクスなど、社会の流れを死ぬほど調べた結果、「第4次産業革命」に行き着き、AIとデータサイエンスに行きつきました。

先ほども書きましたが、僕にはエンジニアとしての経験がなかったので当時市場が未成熟だったAIやデータサイエンスをビジネスにできるかほとんどの人が懐疑的でした。けれど、会長の櫻井さんのリスペクトに背中を押される形で、AI事業に着手する大きな一歩を踏み出すことができました。

AMBL自身も創業当時からチャレンジし続けている会社です。僕が立ち上げたAI事業はもちろん、データサイエンス事業部もマーケティング事業部もUXデザイン事業部も10年前のAMBLにはありませんでした。エンジニアの経験がない僕がIT企業の社長になれたのは、一歩を踏み出す勇気とチャレンジ精神を常に大切にしてきたからだと思います。

これを読んで、「ゼロから事業を創り出すなんて、できる人は限られているでしょ」と考えている方もいると思いますが、そんなことはありません。

僕のAMBLでの最初の一歩は、常駐先で社員のみんなに顔を覚えてもらうために「おはよう!」の挨拶をすることでした。挨拶を通して顔を覚えてもらって、コミュニケーションをとっていくなかで、それまで一度も仕事をしたことがない人から仕事を振ってもらえたり、振ってもらった仕事を丁寧且つ責任を持って進めることで信頼関係ができて、別の部署の人を紹介してもらって、そこから仕事につながったり…こうして地道に一歩一歩積み重ねた結果、事業の創出にまで発展していったのです。

自分で動かなければ、なにも変わりません。

挨拶だってそうです。「人からされたら返せばいいや」と思っている人には、誰も挨拶なんてしてくれないでしょう。大きな一歩である必要はありません。挨拶のように簡単なことでもいいので、まず一歩踏み出してください。踏み出すことが変化につながります。

「自分自身に打ち克つ」

何かミスがあったときや失敗したとき、人はつい他人や環境のせいにしてしまいがちですよね。でも、一度立ち止まって考えてみてください。それって本当に他人や周囲の環境に、原因があったのでしょうか?もちろん、そういった場合もあるとは思います。ただ、ビジネスにおいて僕は他責思考はNGだと思っています。他人や環境のせいにしないで、自分でできることを考えて実行していくことが僕は大切だと思っていますし、そういう意識を持って仕事に取り組む姿勢こそが「自分自身に打ち克つ」ことだと僕は考えています。

どんな仕事であれ任されたからには、それはあなたの仕事です。

自分の仕事に責任を持つことは、スキルアップはもちろん、クライアントや仲間の信頼にもつながります。与えられた仕事をこなすのではなく、責任感を持って仕事を進めましょう!そうすれば、仕事のスキルはもちろん人間として確実に成長できるはずです。

最後に

皆さん、3つのバリューについて理解していただけたでしょうか。

読んでいただいて分かる通り、この3つのバリューは相互に関係しています。

「称賛と承認」がなければ、「まず一歩踏み出す」ことは難しいでしょう。

また、一歩踏み出したなら「自分自身に打ち克つ」ことで自分と仕事をコントロールしていく必要があります。

自分自身に打ち克つためには「称賛と承認」を常に意識しなければいけません。

色々と偉そうに書いてきましたが、僕自身も他人や環境のせいにしてふてくされたこともありましたし、自分を承認できずチャレンジなんてできないと諦めたこともありました。

社長ではありますが僕も、これを読んでくれているあなたも、何ら変わりはありません。

それでも、今こうして皆さんと一緒に仕事ができているのは、「櫻井さんからのリスペクトで自分を承認できたから」「そのリスペクトに背中を押されて一歩を踏み出すことができたから」「他人や環境のせいにするのを止めて仕事を進めるようになったから」だと思っています。AMBLのバリューが、あなたの人生を少しでも照らすヒントになれば幸いです。

最後になりますが、バリューはあくまでバリューです。

ただ、僕はAMBLのバリューを理解・共感してもらうことが、AMBLで楽しく仕事をすること、仕事を通して成長することにつながると思っています。

この記事を通して、AMBLのバリューに共感してくれる人が少しでも増えてくれたらうれしいですね。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!


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小野雄介
広報の小野です。2023年4月から内外にAMBLで働く人々や事業、イベントを発信しています。最新のレコードが好き。最近、お気に入りのミュージシャンはmabanuaとぷにぷに電機です。よろしくお願いします!