システムデザイン

将来性抜群なクラウドエンジニアの業務内容・必要なスキル・向いている人・面接時の質問まで人事視点でご紹介

エム・フィールドで人事を担当しているHANAです。好きな色はベビーブルーです。
(写真は地元函館のラッキーピエロで観光客を装いました。笑)

今日はエム・フィールドグループで、積極的に採用している「クラウドエンジニア」の仕事について、人事視点でご紹介したいと思います。
私自身はエンジニア経験はありませんが、日々クラウドエンジニアの採用に関わる中でのお話や、社内のクラウドエンジニアとの交流を通して得た知見と人事としての考察もご紹介していきます。

■クラウドエンジニアとは何か? 

クラウドエンジニアは、Amazonが提供するAmazon Web Service(AWS)、Microsoftが提供するAzure、GoogleのGoogle Cloud Platfoem(GCP)など、クラウドサービスを利用したシステムの設計、構築、運用などを担当する技術者です。

コロナ禍で企業のクラウド導入が一気に加速し、また昨今のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進で、政府機関や金融系企業のシステムをはじめ、中小企業でもクラウド化やクラウドサービスの導入が増えてきており、クラウドエンジニアのニーズが高まっています。ここ数年でエム・フィールドグループでも積極的にクラウドエンジニアを採用しています。

■ネットワークエンジニアやインフラエンジニアとクラウドエンジニアの違い 

クラウドエンジニアと、ネットワークエンジニアの違いをざっくりとまとめると、このような図になります。クラウドエンジニアは、クラウド製品に関する知識はもちろんですが、ネットワークに関する知識も必要です。
クラウド製品が主体となるので、サーバーエンジニアのような、物理的なスキルや知識があれば歓迎されますが、絶対に必要ということではありません。

■クラウドエンジニアの需要と将来性 

2021年に経済産業省が発表した「半導体・デジタル産業戦略」のレポートに、以下のような記載があります。

データ通信環境の整備が進み、同時に、データセンター立地が進展した結果、自社でサーバー等のシステムを持ち続けるオンプレミスから、クラウド上でシステムを持つ形が主流になりつつある。これは、企業のシステムだけで無く、社会インフラや行政サービスなど、日本の経済・社会を支える基幹システムがクラウド上で構築される大きな流れが来ていることを示唆している。つまり、クラウド事業者は、産業・政府・社会インフラのサービス提供基盤となるクラウドを提供することにより、国民生活を支える重要インフラ事業者となりつつある。

経済産業省「半導体・デジタル産業戦略」

このように、オンプレミスからクラウドへの転換は不可逆的な流れのため、クラウドエンジニアの将来性は確実。というより、現在ネットワークエンジニアをしている方の多くが、クラウドのスキルを身につけて、クラウドエンジニアにスキルアップしていくことになるでしょう。
現在オンプレミスからクラウドへの移行が進んでいることもあり、クラウドエンジニアの需要が非常に高まっています。今後も成長が続く分野なので、ネットワークエンジニアを続けたいと考えている方は、いち早くクラウドの知識も身につけておく必要があります。
ただし、企業によっては非常に機密性の高いデータを扱う場合に、オンプレミスを選択することもありますので、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアが全く必要なくなる、ということはないでしょう。

■クラウドエンジニアになるために必要なスキルとは?

クラウドエンジニアになるために必要なスキルとしては、
・サーバー、ネットワークインフラの構築・運用経験
・クラウドサービスに関する知識(GCP、AWS、Azure)
などがあげられます。

技術的なところで言うと、前述のネットワークエンジニアとの違いで説明した通り、サーバーやネットワークの基本的な知識、中でもクラウドサービスの基盤はLinuxで出来ているものが大半なので、Linuxのスキルは必要です。
また、今までオンプレミスだったものをクラウド上で構築するためにも、データベースをはじめとする、ミドルウェアに関する知識やスキルも必要となってきます。

エム・フィールドグループには、クラウドの知識を補えるサポートが様々あるので、経験が浅い方にも安心してキャリアチェンジ、キャリアアップにチャレンジしていただけます。動画でAWSの認定資格について学べるMACADEMYや、3ヶ月の社内研修、資格取得補助など、従業員のスキルアップを積極的に支援しています。

■人事視点で、クラウドエンジニアに向いていると思う人 

クラウドエンジニアは、インフラ全般の広い知識とAWSやAzure、GCPといったパブリッククラウドの知識も必要というお話をさせていただきましたが、クラウドサービスだけを知っていれば良いかと言われるとそうではありません。
クラウドエンジニアとして活躍するためには、必要な知識は広範囲に渡ります。最近だとコンテナ技術やKubernetesなど、クラウドエンジニアという職種は、特にトレンドの技術をいち早く取り入れる分野だと思います。
上記から、人事としてクラウドエンジニアに向いてると思うのは、『幅広く技術を抑えていて、トレンドを追うことが好きな人』でしょうか。
エム・フィールドグループの場合、インフラ基盤のアーキテクチャの選定を行うシーンもあるため、新しいものを試してみたり、モダンなものを積極的に取り入れる文化があります。
実際に業務で試行錯誤しながら、トレンドのツールや技術を活用できるので、それが楽しい!と思える方が向いてると思います。またチームで業務を進めることがほとんどなので、コミュニケーションをしっかりとり、周りのメンバーと協力しながら進められる人が良いと思います。

■クラウドエンジニアの面接の時に必ずする質問 

クラウドエンジニアに限りませんが、エンジニアの方の面接で必ず聞く質問の一つは、
「関わられてきたプロジェクトの担当工程について」
設計フェーズのご経験がある方は、どういう観点でシステム設計をしたのか、どんなアウトプットを出したかなど、ご経験されたプロジェクトの内容の全体像とその中でどのような工程を担当したのか、実例を元に詳しくお聞きします。

「興味のある技術や学んでいる技術について」
面接の際に、スキルやこれまでの経験はもちろんお聞かせ頂きますが、エンジニアという職種は学習し続けていかなければなりません。なので普段から学習習慣があるか?、また学習している内容や、ご自身が描くキャリアが弊社でも実現できそうか、方向性をすり合わせるため、そのような質問をしてます。
技術に対して興味関心があり、その勉強を能動的にされている方も多く、エンジニア採用に携わる身としても、日々刺激になります。

■当社のクラウドエンジニアの主な仕事内容 

Fintechプラットフォーム開発から見えたビジネス成功のカギ

こちらの記事は、当社執行役員の堀浩史と、マネーフォワード社の執行役員の本川大輔氏との対談記事です。お客様と二人三脚でサービスを作り上げていることがイメージしていただけると思います。
マネーフォワード社をはじめ、エム・フィールドグループが得意とするFintechや金融業界での業務システムの多くでサーバーレス化が進んでおり、工数やコスト削減のため、多くのシステム基盤がクラウドになりはじめています。
当社グループのクラウドエンジニアは、AWSなどのクラウドサービスを用いて、インフラの設計・構築、及びサービス化に向けた技術検証など、クラウドネイティブな環境構築全般を担当しています。

【具体的な業務】
・AWSに環境移行に伴う影響内容の調査/特定
・影響内容の対処策検討
・AWS環境の設計及び構築
・移行検証の計画策定/実施 

■エム・フィールドグループでクラウドエンジニアになるメリット

エム・フィールドグループのクラウドチームは、組織としてはまだ大きくないので、日々、試行錯誤しながら業務を進めていることが多いです。そのためクラウドエンジニアとして自走するスキルはもちろんですが、ある程度裁量を持って業務を進めることができるので、経験できる領域は広く、キャリアの幅も広がるはずです。
また、クラウドだけではなくバックエンドの開発にも強みを持っているので、キャリアパスとしてはフルスタックに経験できる環境があります。
ゆくゆくはチームを率いるプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーを目指すことも可能ですし、グループ内のAIやDXの領域にキャリアを広げる選択肢もあります。
エンジニアとして技術的にも、業務的にも広くキャリアを形成できるのは、当社でクラウドエンジニアになる一つの魅力かなと思います。

いかがでしたでしょうか?この記事では、人事の視点からクラウドエンジニアについて詳しくお話させていただきました。クラウドエンジニアへのキャリアチェンジ、キャリアアップをお考えの方の参考になれば幸いです。


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ABOUT ME
Hana
エム・フィールドグループで人事を担当しています。 わたしが所属する人事企画室は、新卒/中途採用、教育育成、オンボーディング、制度設計、労務管理、スタッフケア、コミュニケーション施策、社内イベントなど幅広い業務を行っています。 道産子ですが、北海道っぽくないと言われます。 好きなことは、旅行、たべること、読書、カフェイン、映画鑑賞、温泉です。