こんにちはエム・フィールドのオウンドメディアCOLORS編集長のハニーです。
当社が2021年3月に立ち上げたオウンドメディアの記事数はスタートから4ヶ月で40記事を超えており、記事数としてはまあまぁ順調に伸びていると言えると思います。
というのも、前回の記事でご紹介した通り、私はベイジの枌谷さんのこちらの記事を教科書にしているので、まずは「Q6. オウンドメディアのKPIはどう設定すればいいですか?」に記載されているKPIを設定していたからです。
■当社のKPI
上の図がベイジの枌谷さんが公開してくれている「オウンドメディアがクリアすべき3つの問題」の図です。まずは「量の問題」。外部のライターに依頼すれば簡単にクリアできますが、外部ライターへの依頼は当然コストがかかります。当社のように全て内部制作する会社としては、量の問題は最初にクリアすべき問題です。
当社のKPIとしては、この秋までは、週に最低1本、できれば2本のペースで更新し、「採用対象者」と「お客様」に興味をもってもらえる記事を作っていこう!という計画です。
コロナ禍のリモートワークに加えて、今まで経験したことがない社外向けの記事の制作依頼に戸惑うメンバーが多かったと思いますが、幸い協力的なメンバーが多かったことと、経営陣の後押しがあり、ほぼ計画通りのペースで記事の投稿を続けられています。
■記事作りの難しさ
前回の記事でご紹介したように、当社はオウンドメディアの量の壁を超えるために、一定の役職以上のメンバーに1年に1本のペースで寄稿してもらう計画を実行しています。
しかし、役職者といえどオールラウンダーは少なく、マネジメントのスキルに長けた人、技術に特出した人、企画力が評価されて役職についた人など強みはそれぞれです。当社のようなエンジニアの多い会社では、ライティングが得意な人が意外と少ないことがわかりました。
さらに、当社の特徴として現状は自社事業に関わるメンバーより、お客様のサポートをするメンバーが多く、具体的な事例を書けないので、どうしても内容が抽象的になってしまいがちです。オウンドメディアの記事なのに、事例が抽象的だと、何が伝えたいのか全くわからなくなってしまいます。
・そもそも何を書いたら良いのか思いつかない。
・お客様との守秘義務があるので詳しいことは書けない。
・技術の表面についてしか書かない。
・社内ブログと同レベルの内輪受けの記事。
・日本人の8割は知ってる当たり前情報。
などなど、大枠ではイケそう!と思った記事でも、
いざ記事を書いてもらうと、「おやおや!どうしてそうなった?!」となったり笑。
文章の書き方で、おすすめなのはこちらの記事です。
当社の寄稿者全員に読んで欲しい!
■効果大!やってみてよかった!カジュアルミーティングのススメ
オウンドメディアを初めて4ヶ月の中で一番効果が大きかったのが、寄稿者とのオンラインミーティングです。自分の寄稿順が回ってきたけれど、「何を書いたらよいかわからない」と悩む人とは積極的に、カジュアルに話す時間を作っています。
「今どんなプロジェクトを担当しているんですか?」、「最近お客様に質問されたことって何ですか?」、「あなたの転機は?」、「趣味はなんですか?」などなど。
お話しする前に、その方の上長や人事メンバーから情報を集めておいて、その人のプロフィールに沿って、どんな題材なら面白い記事になりそうか?を寄稿者と一緒に探り当てるゲームのような感じです。
そんなやりとりの中でできた記事の中で、とても反響が大きかった記事がこちらです。
この記事を見て、社長は開発担当の執行役員に、「これいいじゃん!すぐに検討して!」ということになり、さらに、現場の知見を集めるための社内企画コンテストの実施も計画しているところです!
一つの記事から、新しいサービスが生まれるかもしれないなんて、ワクワクしますよね!
実は、この記事に至る前は、ハートウォーミングな線で話が進んでいて、メンバーの活躍に感謝する手紙はどうか?なんて話をしていたのですが、「良いことばかりじゃなくてよいですよ〜!現場で苦労していることとか、もっとこうだったらよいことってないですか?」という話をしたところから、この記事になりました。
■しかし、企画力のなさをプロに指摘される。。。。
当社では、
・自分のメンバーの採用面接で話をするつもりで記事を書いてほしい
・自分のお客様に話しかけるつもりで記事を書いてほしい
とお願いして、それなりにうまくいっているのではないか?と思っていました。
徐々にPV数も増えてきたし、「お客様に見せたら面白いって言ってたよ!」なんてポジティブなフィードバックをもらったりしたのですが、何事も最初は調子が良く見えるものなんですよね〜!!
すっかり、量の確保が軌道に乗って安心していたところで急転直下、奈落の底に落とされます笑。
以前から勝手に師匠と崇めていたベイジの枌谷さんが、当社と仕事をしていることがわかり、当社側の担当者を通して1時間の取材を申し込みました。枌谷さんは今年は組織作りに注力するため取材はあまり受けていないそうですが、今回は案件でお取引があったため特別に受けていただけました。ラッキーです。ラッキー以外の何者でもありません!
快くお引き受けいただけた上に、「せっかくなので、1.5時間ほど時間をとって、御社のオウンドメディアをコンサルして、それを記事にしてはどうですか?」という神のようなお言葉をいただきました。
さすがです!取材を受けるだけでなく、相手が喜ぶ内容を提案してくださる!
これが枌谷さんの仕事術!惚れます。褒め言葉が止まらなくなりそうなので、
この記事はこの辺で。
次回は、オウンドメディアの師匠と崇めているベイジの枌谷さんの話の納得感が半端なくて、頷きすぎて首が捻挫するかと思ったお話です。