AMBL(アンブル)には社内限定のブログがあり、社長の毛利さんをはじめとした役員からの投稿や、部活の活動報告、事例共有や社内勉強会資料の共有、毎月の中途入社メンバーの紹介、社内でリスペクトされているエンジニアを紹介する「respectの輪」など、ほぼ毎日コンテンツを更新しています。
その中から、毎月毛利さんから社内に発信する「Monthly 毛利」にて、先日外部にもリリースさせていただいた「ITコンサルティング事業 新設」についてお話しいただいたので、その内容を一部抜粋し、社長の毛利の想いや今後の展望として皆様にもお届けします。
目次
「ITコンサルティング事業 新設」について

皆さん、こんにちは。
今回の記事では、先日リリースさせていただいた「ITコンサルティング事業新設」について、少し掘り下げてお話しさせていただきたいと思います。
AMBL、DX推進を上流から伴走支援するITコンサルティング事業を新設、採用体制を拡充
皆さん、ご存じかと思いますが、AMBLはこれまでAI・データサイエンス、システム開発、UI/UXデザイン、マーケティングといった専門領域を持つプロフェッショナル集団として、お客さまに対して戦略立案から実装・運用までを一気通貫で支援してきました。
一方で、私自身も数多くのお客さまとお話しさせていただくなかで、市場の潮目が大きく変わりつつあることを肌で感じています。
それは、お客さまが求めるものが単なる技術導入に留まらず、経営戦略に基づく課題の明確化(課題定義)から、ビジネス変革の実現までを包括的に伴走支援できるパートナーシップへとシフトしているということです。
既存のお取引先企業さまからも、AIやデジタル技術を駆使したより上流の戦略・業務改革フェーズからの伴走支援を求められる機会が、急速に増加しています。
私たちが長年培ってきた最大の武器は、お客様に寄り添う「伴走型支援」です。 この強みを真に活かし、お客様の本質的な課題を解決するためには、プロジェクトの出発点である「課題定義」から私たち自身が深くコミットする必要があります。 戦略から実行までを一気通貫で担う「ハイブリッド型コンサルティングモデル」。この確立こそが、私たちが次なるステージへ進むための重要な一手であると決断いたしました。
事業のスピード感と成長戦略を高めるために、今私たちがやるべきこと

2025社員総会より
このハイブリッド型モデルを確立する上で、大きな転機となったのが、既報の通り今年3月のディルバートグループへのジョインです。
株式会社Dirbatoへの株式譲渡及びグループ会社化のお知らせ
コンサルティング領域で確固たる実績を持つ同社のノウハウを吸収し、それをベースにAMBL独自のコンサルティング部隊を立ち上げる。自社内にコンサルティング機能を持つことで、お客様に一気通貫で提案できる体制を迅速に構築できると考えたからです。
この内製化こそが、事業展開のスピードを加速させ、私たちが自立した成長戦略を描き続けるための鍵となります。
実は、この構想はディルバートグループに参画する以前から、長年温め続けてきたものでした。 今後は私自身が旗振り役となり、戦略立案から技術実装までを担える人材の採用を強力に推進します。コンサルタント、データサイエンティスト、エンジニア、UI/UXデザイナーといった専門人材が集い、領域を横断して協働する。そんな強固な新体制を構築していきます。
これにより、「デジタルの力でチャレンジする人が報われる社会を作る」というAMBLのミッションを実現するとともに、社員一人ひとりに新たなチャレンジの機会を提供していきます。
「まず、一歩踏み出す」ことが、大きな変化と価値を作り出す

代表取締役という立場にありながら、なぜ私自らがこの新設された「ITコンサルティング事業」の旗振り役を務めるのか。
この記事を読んで、疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
その理由は明確です。
それは、AMBLが掲げるバリュー「称賛と承認」「まず、一歩踏み出す」「自分自身に打ち克つ」を、私自身が率先して実践するためです。
そして、このバリューの実践こそが、結果としてお客様への提供価値を底上げし、本質的な課題解決につながる唯一の道であると信じているからです。
かつて私がAMBLの前身であるAIfiedを設立した当時、世の中に生成AIなどは存在せず、私自身もエンジニアとしての経験はありませんでした。 未成熟だったAIやデータサイエンスをビジネスにしようとする私に対し、周囲の反応は懐疑的なものばかりでした。
しかし私は、前回紹介した「数理モデル思考」を活用し、不安や不確実性と、AIビジネスに挑戦することで得られる圧倒的な成長性や市場の牽引力、そして社会貢献性という「メリット」を切り離して考えました。そこには大きな成長の機会があると信じ、踏み出したあの一歩が、現在のAMBLの礎(いしずえ)を築いたと自負しています。
また、私たちは今回の「ハイブリッド型コンサルティングモデル」への挑戦を、単なる事業戦略としてではなく、現場の一人ひとりが主体的に推進する「全社的なムーブメント」にしていきたいと考えています。 具体的には、例えば次のような行動です。
- 「お客さまに、『価値』を1つ多く届ける」
- 「専門性を磨き、課題解決のための『新しい武器』を追加する」
- 「チームで知識を共有し、組織全体の力を底上げする」
こうした実直な一歩の積み重ねが、お客様への提供価値を最大化すると信じています。そして、挑戦するメンバーを互いに「称賛と承認」で支え合う文化こそが、私たちの成長エンジンなのです。
AMBLは、今後もお客さまに深く寄り添う「伴走型支援」をさらに強化し、新たな価値創造に取り組んでまいります。
「ITコンサルティング」という新たな武器を携え、成長を続けるAMBLの今後にご注目いただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。