AMBLは2024年3月に3社が統合して、2年になります。
お陰様で社員数も順調に増えて、現在700名近くの従業員が働いています。
だからこそ、外部の方にもAMBLで活躍される社員の方の業務や技術力&クリエイティブを知っていただきたいと考えて、今回から技術とクリエイティブに焦点を当てた連載を開始することにしました。
記念すべき第1回は、昨年の社員総会でMVP(常駐)を受賞したデータサイエンス事業部 熊澤 健二郎さんにお話しを伺いました!
イノベーション事業本部 データサイエンス事業部 所属 熊澤 健二郎さん
—本日はよろしくお願いします。熊澤さんの経歴を教えていただけますか?
AMBLには、2021年9月に入社しました。それ以前は大手電機メーカーで車載システムの研究開発を担当していました。AMBLに入社したきっかけは、大学院時代に自動運転や画像認識などを研究していたので、こうした最先端技術を取り扱うことで自分自身のスキルアップを図りたいと考えて志望しました。
—ありがとうございます。現在の業務内容についても教えていただけますか。
入社から一貫して、点群の3次元データを用いた最先端の研究開発プロジェクトに参画しています。さらに認識した3次元点群データを3Dモデルに変換したり、AIを用いてノイズを除去する手法を開発したりなど、主に3次元点群データを使用した研究開発に従事しています。
論文から調査して、PoCを繰り返し、最終的には製品化できるよう開発を進めています。
—私もAMBLに入社する前に採用ページのプロジェクトストーリーで拝見しました!
ありがとうございます。ちょっと恥ずかしいですが、AMBLの技術力のアピールにつながっているなら幸いです。プロジェクトストーリーでも少しだけ言及していますが、私が担当している業務は、日本語での参考文献が少ない分野なので、英語の論文を読んで開発と実装をしたりなど色々な手法を試行錯誤しているんですが、新しい技術に触れるだけでなく、AWSなども使用して進めているので、幅広い技術領域に携われるのは楽しいですね。
—熊澤さんをMVPに推薦した部長からは「AIエンジニアリングにおいて部署内でトップクラスの知見を持ち技術面で全体をリード、他PJで発生した技術的な課題などにもアドバイザーとして活躍、自身のPJでは新規アサイン獲得や単価向上など業績面での成果も出しており、MVPにふさわしいと思います」と激賞のコメントをいただいております。
部長からこのようなコメントをいただけるのは非常にありがたいですが、MVPの名に恥じぬようにこれからも精進しないといけないなと身が引き締まりますね(笑)。
AIDの開発チームには、点群や3次元データの開発について事例の共有をしているので、(アドバイザーとして)チームの皆さんの技術力に貢献できているならうれしいですね。
—そして、熊澤さんといえばデジタルツインPJチームの立ち上げ&運用でも活躍されています。業務も忙しい中、大変だったのではないでしょうか。
確かに担当している業務も進めながらだったので、なかなかハードでしたが、PJに協力していただいた方々のおかげもあってやり遂げることができました。
なにより、自分の業務や技術力を応用しながら、3D都市モデルを利用したAIモデル開発のための学習データ作成やモデルの検証、スマートシティ構想へ向けた都市交通シミュレーションを行える開発プラットフォーム上での学習データの作成(アノテーション)やAIによる信号制御といった新しい構想&技術領域に挑むのは、エンジニアとしての成長にもつながったと思いますし、楽しかったですね。
今回は残念な結果に終わってしまいましたが、これからもチャレンジしていきたいです。
—AMBLのバリュー「まず、一歩踏み出す」をまさに体現していますね。リスペクトです!最後に熊澤さんが仕事で大切にしていることを教えていただけますか。
大切にしているのは、「自分の選択に責任を持つ」ことですね。
普段の業務でも、どの技術を使うか、どういう工程で進めるかなど選択の連続だと思うんですが、その時々でちゃんと考えて、実行していくことを常に意識しています。
最終的に、(業務やチャレンジが)成功したにしろ、失敗したにしろ、自分で考えて、自分で選択したなら、必ず経験値になると思っています。
—ありがとうございます!熊澤さんの更なる活躍を期待しています。
☆熊澤さんおススメの一冊
詳解 3次元点群処理 Pythonによる基礎アルゴリズムの実装 (KS理工学専門書)
推薦コメント
点群処理についてわかりやすく日本語で書かれた数少ない書籍だと思います。基礎的な点群処理からAIを使った手法まで載っており、初学者にもおすすめです。Pythonを使った例もあるので実際に手を動かしながら学ぶことができます。