*本記事は旧TechblogからCOLORSに統合した記事です。
はじめに
こんにちは!エンジニアリングソリューション事業部のM.Iです。
AWSエンジニアコースに未経験で入社し、CloudPractitionerの資格を取得した後、現在はSolution Architect Associate取得に向けて学習に取り組んでいます。
2020年4月コロナウイルスに起因した緊急事態宣言の発令に伴い、仕事・プライベート問わず日々の過ごし方にも大きな変化がありました。
今日はそんな新しい生活の中で垣間見えたAWSの活躍に焦点を当てて、身の回りのサービスと共にご紹介します。
「AWSってなに?」「クラウドって聞いたことはあるけど…」
そんな方達にも私たちの日常生活のどんなところでAWSが使われているのか
知っていただけたら幸いです。
目次
- AWSとはなにか
- AWSが使われているサービスの紹介
- AWSが提供している個別サービスの紹介
- まとめ
・AWSとはなにか
AWSとは、Amazon Web ServicesというAmzonがクラウドプラットフォーム上で提供しているクラウドコンピューティングサービスのことを指します。クラウドコンピューティングとはインターネットを介してサービスを利用することです。
Amazonはコンピューティング、ストレージ、データベースといったインフラストラクチャ機能からアプリケーションのデプロイサポート、機械学習などといった様々な分野のサービスを提供しています。
以前はデータセンターでサーバの管理等を行うことが主流ではありましたが、現在は初期費用の低さや、ワンクリックでリソースを確保できる俊敏性などのニーズが高まりクラウド環境への移行やオンプレミスとのハイブリッドなインフラ環境が人気を集めています。
・AWSが使われているサービスの紹介
2020年の1月~3月期の日本を含むAPAC地区での登録者数は360万人増加し、
世界的に見ると同期間で1500万登録者が増えるという爆発的な増加を伴った動画配信サービス「Netflix」。実はNetflixのバックエンドはAWSが支えています!
ユーザーの増加は結果としてネットワークやサーバに負荷がかかりますが、短期間でのリソースの追加が可能なAWSを使用することでサーバの確保という急なニーズにも応えることができたと言えるでしょう。
また、テレワークの推奨や週末の外出自粛要請の結果、オンラインでの会議や友人とのビデオ通話の機会も増えました。そこで一躍名を馳せたアプリケーションが「Zoom」です!Zoomはコロナウイルスの世界的な流行に際して会議参加者が1000万から2億に急増するという成長を遂げています。
こちらもバックエンドにAWSを含むAzureやOracle Cloudを採用しており、パンデミックの期間によるリアルタイムトラフィックの大量増加に伴い、AWSが短期間に大規模な数のサーバを提供したことを発表しています。
・AWSが提供している個別サービスの紹介
以上は、AWSがインフラ基盤を提供しサポートしているサービスですが、ここからはテレワーク環境に移行する際に適したAWS固有のサービスをご紹介します!
①Amazon Workspaces
DaaS(Desktop as a Service)といって社内外問わずにセキュアな環境で仮想デスクトップにアクセスすることができます。
Bring Your Own Deviceを可能にし、個人のデバイスで安全に社内のデータにアクセス可能な点は、これからリモートワークを引き続き検討される企業にとっても重要となってくるところです。
②Amazon Chime
Amazon ChimeはAWSの特徴の一つでもある従量課金制を採用しており、様々なデバイス間でも単一アプリケーションとして一貫性を持ち、組織内外での会議やチャットといったコミュニケーション機能を提供します。
BasicプランとProプランの二つがあり、通話時間での従量課金制なので例として下の画像を参考にしてみてください。
引用元:>Amazon Chime Example
③Amazon Connect
オペレーター業務などを在宅で行う環境を構築することができるサービスです。音声やチャットを通じて顧客との関係をリモートワークの環境でも円滑に行うことができます。前述したAmazon Workspacesと組み合わせて使用すれば個人情報取り扱いの観点からでも安心して業務を行うことができます。
こちらも以下に、音声による通話の料金例を掲載しますのでご参考ください。
引用元:> Amazon Connect Example
<まとめ>
私たちの生活においてインフラサービスを提供しているAWSやその他クラウドサービスは利便性を高めてくれる土台としてだけではなく、必要不可欠な存在です。
今回のパンデミックのような一定期間での需要の増大は、EC2といったサーバのスケーラビリティや俊敏性、また従量課金制というAWSの特徴が活かされる事例ではないかと思います。
増え続けるAWS個別サービスですが、これからの展開も楽しみです!
みなさんもこれからのAWS活用事例に是非ご注目ください!