AMBLが大切にする考えの一つに「賞賛と承認」という考え方があり、社長の毛利さんは、「Respect」(リスペクト)という言葉を好んで使っています。
Respectは、「尊敬し、称賛の念を抱くこと。そして敬意を払い尊重する」という意味。
毛利さんはサーフィンが好きで(今も週1で海に入っています)、若い頃から世界中の海でサーフィンをしてきたそうです。どこの国に行っても、サーファー同士は気軽に挨拶を交わします。果敢に波にチャレンジをした時は、たとえ失敗しても、そのチャレンジを賞賛して気軽に声をかけ合ったり、ハングルーズのハンドサインでリスペクトを表したりするそうです。
AMBLのメンバーには、お互いに、そして自分自身に対して「リスペクト」の気持ちを持ってもらいたいという毛利さんの気持ちを込めて社内報では「respected(リスペクトされる人)」という連載が続いています。
AMBLの社内でリスペクトされている社員を紹介していくために、社内で紹介された記事を抜粋・編集し、COLORSでご紹介していきます。このインタビューは、かわいい娘さんが産まれて現在育休中のエイドリアンさんの育休直前に行いました。取材中に娘さんを抱っこした姿も見せてくれました。
左から
・毛利さん
・タム カヨウ エイドリアンさん(2021年10月入社)AI開発事業部
・關 紳之輔さん(2016年4月入社)クラウドネイティブ第3事業部
■二人をリスペクトしている人 Sさん、Maruさん
(Sさん)僕がリスペクトしているのは、同期の關 紳之輔さんです。彼は高い技術力やアジャイル開発が得意なことで有名ですが、それだけではなくて、私が組織横断でやっている様々なことを手伝ってくれたり、私が手が回っていないことを見つけると自然とフォローしてくれたり、常に周囲にも気を配ってくれる思いやりがあります。それに彼が周囲を巻き込むパワーはすごくて尊敬しています。關くんは社内のみなさんのお手本になる人だと思うので、ぜひ仕事をする上で大事にしていることを知りたいです。
(Maruさん)僕は、AIのタム カヨウエイドリアンさんをリスペクトしています。彼は凄い優秀です!AIだけじゃなくて、今回一緒に担当したプロジェクトでは、Webや、AWSの技術も必要だったのですが、エイドリアンさんは様々な技術をモノにしていることに驚きました。今回のプロジェクトでは技術談義を交わす場が多く持てたので、バックエンドエンジニアたちもAIの知識を吸収できました。前向きに技術を吸収する力と人当たりの良さで、僕が、また一緒に仕事をしたい!と今一番思っているのがエイドリアンさんです。
ーーリスペクトされているコメントを聞いた感想を教えてください
(關)同期から認められるということは嬉しいですね。そして同期がいてよかったなと思ってます。同じ時期に社会人になっても途中からキャリアというか、レーンがそれぞれ分岐して、Sさんはメンバーの育成や教育に自分の強みを見出して、私はプロジェクトや自分自身の技術力を高めることにフォーカスを当ててきました。お互いの担当分野が異なるからこそ、彼のリスペクトのコメントが嬉しかったです。Sさんは調整力がとても高いんです。彼は僕の周囲を巻き込む力を褒めてくれましたが、彼こそ周囲を巻き込むことが得意で、1を100にすることができる貴重な存在だと思っています。
(エイドリアン)私からみて、Maruさんはスーパーエンジニアなので、「もう一度一緒に仕事をしたいと言っていただけて」びっくりしました!とても光栄です。震えるほど嬉しいです!AMBLに入社して2ヶ月くらいで、Maruさんと仕事をすることになったのですが、その時の自分は経験がなく、手も足もでない状態でした。Maruさんと話をする度に、「おお〜すごい〜!」と思い、ずうずうしくもMaruさんの知識を全部吸収しようとしていたので、彼との会話で出てきたキーワードを全部メモして、後で調べたりもしました。
(毛利)そうか〜!違う部署のメンバーと仕事をすることで知識の幅を広げられたんだね!エイドリアンさんとMaruさんは、すごく良い出会いだったんだね!
ーー二人がAMBLに入社するまでの仕事と今の仕事を教えてください
(關)私は2016年に新卒でAMBLに入社しました。
一番最初に参画したプロジェクトが、THE金融のお客様で、毎日スーツ(關さんはスーツが苦手です笑)・朝早い・駅から徒歩20分のお客様のオフィスに常駐と、色々と鍛えられるプロジェクトでした笑。
金融のお客様の次に、メッセージアプリのプロジェクトに参画したことが自分にとって大きな転換点でした。THE金融機関のお客様は、「決まった決裁ルートの承認を待ち、言われたことをしなくてはいけない」という職場でしたが、メッセージアプリのお客様は、「今この場で決めちゃおうよ!」、「こんな感じにしよう!じゃあ後はよろしく!」とポッと投げられるので、それを自分達で拾って、広げて作っていくという自主性とアジャイルな対応をとても求めれらる現場でした。
そのプロジェクトでは新卒3年目位の時に、プロジェクトリーダーに任命され、タスク管理やチームビルディングに携わるようになりました。同じ頃に、海外にオフショアの開発チームを立ち上げるために1ヶ月ほど海外出張をさせてもらう機会があり、さらに会社の中でもマネジメント職を拝命し、一気にマネジメント業務を経験することになりました。
(毛利)すごいね!新卒採用をリスタートしてから初めて課長になったのも、そして最年少で課長になったのも關さんだよね?
(關)はい。そうです。その頃は自分自身も右肩上がりで成長してモチベーションも高かったです。がしかし、次のプロジェクトに入ったところで、モチベーションというかHPがガクっと下がりました。というのも、全く軸が異なる二つのド新規のプロジェクトをどちらもプロジェクトリーダーとして担当することになったからです。
自分は新規でプロジェクトの立ち上げをした経験がない中で、一つのプロジェクトは全く予算がなくて、「どうやりくりするか?」という課題があり、もう一方のプロジェクトはめちゃめちゃ論理的な方がいて、その人をどう論理的に説得するか?という異なる軸で試行錯誤を繰り返していました。
お客様は技術に精通していなかったため、お客様社内の資料や情報をかき集めたり、知見者を仲介してくれたりととてもサポートしてくださり、ありがたかったです。がしかし予算がない!お客様の予算ではインフラエンジニアをアサインすることがでいないので、自分がインフラを担当しようと心に決めて、仕事が終わった後に一人でインフラの勉強をしていました。正直死ぬほど大変でした笑。
その経験のおかげで、今は新規でWebアプリを作れます!インフラも自分で構築できます!サーバーサイドを作りながら要件定義もできます!と自信を持って言えるようになりました。なんでも経験することが重要ですね笑。
(毛利)それは大変な状況だったね。でもよくそんな大変な状況で、その若さで、モチベーションとスキルのコントロールができたね。どうやって克服したの?
(關)実はお客様がすごく良い方たちだったことが影響していると思います。「自分の技術力や実力不足でこのお客様たちを困らせたくない!」とか、「この人たちと一緒に楽しく仕事をするためには、自分がステップアップしないとダメだ!」という気持ちになりました。自分の判断がお客様のビジネスに影響をもたらすので、「分からない」とか、曖昧な判断はできませんでしたし、お客様の要望や質問に応えられない時はすごく悔しかったので、勉強がんばろう!、仕事がんばろう!って思えましたね。
今までの全てのプロジェクトでお客様に成長させていただいたと感謝しています。
(毛利)すごいな〜!關さんのこういう話を聞きたい若手はたくさんいるんじゃないかな?自己成長とかスキルを身につけることは、がんばれる若手は多いと思うんだけど、關さんみたいに、「お客様のために」「お客様の視点で」と、ビジネスサイドの考え方を持ちながら、エンジニアの仕事をできる人がこれから、ますます求められるようになってくるよね!AMBLでは、關さんみたいにお客様と同じ視点で考えられるエンジニアをどんどん増やしていきたいな。
(エイドリアン)私は、モチベーションについてあまり考えて仕事をしていないので、いつもモチベーションはフラットですね笑。
私はニュージーランド出身です。大学時代に1年間日本に留学した経験があり、日本の食べ物が美味しかったので日本で仕事をすることを決めました笑。食べ物だけではなくて、日本は街も綺麗ですし、人も親切なので、日本で仕事をしたら楽しそうだな、と思ったんです。
2018年に来日して、京都の市役所で翻訳や通訳の仕事に就きました。2019年に1週間ほどエンジニアの企業でインターンシップをする機会があり、その時に物作りの面白さを体感してすごくワクワクしたことを覚えています。市役所では、東京オリンピックの仕事をしていたのですが、コロナ禍でオリンピックが延期(当時は開催未定)になってしまったので、エンジニアに転職することを決めて、東京のIT企業に就職しました。
私は、転職を考える際に二つの基準があります。一つは楽しいかどうか。二つ目は、その会社で得られるものがあるかどうか?その時の会社では学ぶことはあったのですが、仕事をしていてもあまり楽しくなかったです。
AMBLは面接してくださった社員の質が全然違い、すごく楽しそうだと思いました。実際に仕事をしていて、今もすごく楽しいです!
AMBLに転職して、AI関連でさまざまな経験を積ませてもらい、色々とできるようになったので、仕事がとても楽しいです。個人で開発もできるようになりました!
ーー現在担当している仕事のやりがいや醍醐味を教えてください。また、これからどんな仕事にチャレンジしたいですか?
(關)今は、Fintech企業を担当しています。プロジェクトリーダーとして7〜8案件に関わっていて、自分が実際に手を動かすのは2案件程度です。お客様とサービス目線で会話をしながら、詳細まで一緒に詰めていけるというのが今の仕事のやりがいがあるところです。
言われたものを作るという作業レベルではなく、技術目線や、お客様と膝を突き合わせて、「それって本当にユーザーがほしい機能ですか?」とか、「この表示がここにあるとユーザーが混乱しませんか?」とか、UXに近いところを一緒に考えながら作れるのが楽しいです。
これからのAMBLのエンジニアは、お客様と直接話し合う経験をどんどんしてほしいです。大手SIerを間に挟んで仕事をするのとは全く異なります。
お客様と直接仕事をするためには、「意思決定」の能力がとても重要です。意思決定ができる人は、自分で仕事をバシバシ回していけます。上司やお客様に判断を委ねて言われた通りにしか仕事をしない人と意思決定ができる人では、エンジニアとして雲泥の差になります。
私が、これからチャレンジしたい仕事は、「お金の話」や「新しいクライアントを切り開いていくためには?」みたいな、今の自分よりワンステップ上の仕事をしていきたいです。
AMBLでは部長レイヤーが主に全体のお金のことを見ていますが、現場を一番よくわかっているのはマネージャーなので、本来なら部長ではなくマネージャーがお金にもっと責任をもつべきだ思うんですよね。
(毛利)ありがとう!とても大事だね!もう一段上の仕事をしたい!って思う気持ちが、視座を上げることに繋がるから、みんなには、自分の上司の仕事にどんどんチャレンジして欲しいと思っている。關さんがマネージャーという立場で、もっと上のレイヤーの仕事もできるというところを見せてくれたら、みんなの励みになると思うよ!
(エイドリアン)私が担当した直近のプロジェクトのやりがいは、吸収することがすごく多かったことです。これからチャレンジしたいのは、お客様との会話を増やすことです。技術的なことは自分で調べれば、解決したり学べることがほとんどですが、お客様との会話だけは調べて身に付くことではないので、もっと経験を増やしたいです。
(毛利)いいね!ぜひチャレンジしてください。AI領域でお客様対応ができるエンジニアは、貴重だから、育休が明けたら、お客様と会話する仕事をどんどん担当してね!
ーー仕事をする上で大事にしていることを教えてください。
(關)一番大事にしていることは、お客様はどうしたら喜んでくれるか?を想像することです。お客様からのSlackのメッセージ一つでも、その意図を汲み取って、より喜ばれる行動を積み重ねていくことが信頼に繋がって、より新しい、より高度な仕事を任せてもらえるようになると思います。
(エイドリアン)自分の場合は簡単です!仕事をする上で大事にしているのは、自分自身が興味を持って、楽しく仕事をできるかどうかということです。もちろん大勢が関わるプロジェクトにおいて、自分の楽しさだけを求める訳にはいかないので、自分が楽しめるところと、求められていることをすり合わせる必要はあると思います。すり合わせた上で、いかに自分が楽しいと思える基準に相手を巻き込むか、というのは仕事の醍醐味の一つだと思います。
(毛利)確かに!言葉や表情が明るい人には同じような人が集まるもんね!エイドリアンさんが仕事を楽しむことで周りも仕事が楽しいって思えるようにできたら、すごく良いよね!
ーーAMBLで働くことに興味を持っている方に、AMBLの良いところを一つ教えてください。
(關)AMBLの良いとことは、ずばり「やりたいことの環境を用意してくれる」ですね。
マネージメントを経験したい、新しい技術にチャレンジしたい、興味や自分のキャリアパスのためにやってみたいこと、必要だと思っていることに対して後押しをしてくれる会社だと思っています。「環境」と表現をしましたが、場所だけではなく、ツールやタイミングといった物、機会なども踏まえ一人一人のことを考えて動いてくれるところです。
(エイドリアン)私が考えるAMBLの良いところは、「社員のことを考えてくれる」にあるかと感じています。売上を上げて、会社として利益を出していく中、社員一人一人の市場価値やキャリアパスについて一緒に考えてくれる姿勢がすごく伝わってきます。社員のスキルアップ=会社のレベルアップ=売上の向上=AMBLの市場価値、ということを重要視しているところです。
(毛利)關さん、エイドリアンさん、ありがとう!最後の質問の答えが二人とも似ていて嬉しいな。社員の成長=会社の成長だし、社員の満足度の高さが企業価値を作るって考えてるから、これからもどんどん成長してもらえる環境を作っていくよ!
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