新卒社員として入社してから1年ちょっとでAWS系の12の資格のうち、6つの資格を取得した、ツワモノをCOLORS編集長のハニー🐾がご紹介します。
佐々木嶺さん クラウドエンジニア
21年新卒入社 好きな色は紺
ーー資格取得についてお聞きする前に、入社してから現在の仕事内容を教えてもらえますか?
(佐々木)文系卒で21年に新入社員としてAMBLに入社して新卒研修を終えてから、飲料メーカーの大規模なAWS案件に先輩と一緒に配属されました。かなり規模が大きく、技術的にもハイレベルなプロジェクトだったために「勉強しないと追いつかない!」と日々学んだことを仕事に活かす繰り返しでした。現在はクラウドエンジニアとして、自社で開発しているアプリケーションのAWS基盤の構築・設計をしています。主にLambdaやECSコンテナのCI/CD構築やTerraformを利用したAWS基盤の構築を担当しております。
ーー始めての担当したのが社内でも有名なあの大規模案件だったなんて、それは短期間で相当成長できましたね!そして学びがそのまま業務に活かせるって最高ですね。AWSの資格ってどんな資格があるんですか?
(佐々木)AWSは、ファンダメンタル、アソシエイト、プロフェッショナルの3段階のレベルに分かれた6つの資格と、専門知識が問われる6つの資格、計12種類のAWS認定資格を提供しています。
出典:https://aws.amazon.com/jp/certification/
私が取得した資格は専門知識を除いた6つになります。下記が詳細な資格内容と取得時期になります。
■ファンダメンタルレベル
1)クラウドプラクティショナー(CLF):取得時期:2021年7月
AWS学習者の登竜門的な扱いで、クラウドの概念からAWSの基礎的な知識を幅広く学習できます。新卒で入社した3か月後に取得しました。
■アソシエイトレベル
2)ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA) 取得時期:2021年10月
一番人気のあるAWS資格です。クラウドプラクティショナーよりも範囲が広く、AWS基盤の設計に必要な知識を幅広く学習することができます。対策本も数多く出版されています。
3)デベロッパーアソシエイト(DVA) 取得時期:2022年2月
AWSを活用した開発者に必要な知識が問われます。開発者向けですが、CI/CDやサーバレスアプリケーションの設計についても学ぶことができるのでインフラエンジニアにもおすすめです。
4)SysOpsアドミニストレーターアソシエイト(SOA) 取得時期:2022年5月
AWSの管理者向けの知識が問われます。管理・運用に活用するサービスに特化して学習することができます。試験ラボといわれる、実際にAWSサービスを動かして回答する実技試験もだされアソシエイトにしては難しい資格となっています。
■プロフェッショナルレベル
5)DevOpsエンジニアプロフェッショナル(DOP) 取得時期:2022年6月
SOAとDOPの二つの資格の上位資格になります。Codeシリーズを使用した開発・運用・
デプロイについてやCloudFormationなど運用も見据えたAWS開発について問われます。
6)ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP) 取得時期:2022年7月
AWS資格の最難関の位置づけです。SAAよりも深い知識が問われ、問題量も多く、実務で発生しうる課題が問われます。
ーー短期間で6つも資格を取ろうと思った理由は?
(佐々木)私はやる気が続く期間が短いため、短期集中で資格を取得した方がモチベーションを維持しやすいためです。例えば、私は半年後の資格試験に向けてスケジュールを立てても「一日ぐらい休んでもいいや」が続いて、試験数日前に慌てて勉強するような人です。
そのため、資格試験を1ヶ月後など短期間に設定することで、適度にモチベーションを保つことができ、結果的にこのような資格取得状況になりました。
また資格取得のための学習をしている過程で実務に活かせていると感じる場面が多々あったことが、それもモチベーションに大きく影響しました。
ーーたしかに!学んだ知識を仕事に活かせるって良いですね。AWSの資格ってとっても実践的な内容なんですね。ところで、どの試験が一番難しかったですか?
(佐々木)SysOpsアドミニストレーターアソシエイト(SOA)と、ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP)が特に難しかったです。
SOAは、AWSの運用やAWSアカウント管理について問われるのですが、その実務経験が乏しかったのと、私が受験するタイミングで試験改定が起こり試験ラボという実技試験が追加されたためです。
「SAPは難しい」とどこのサイトでも言われているのですが、実際に受けてみてやはり難しかったです(笑)問題文がとても長く、試験時間は3時間あったのですが時間ギリギリに終わり、とても疲れたことを覚えております。
ーーなるほど~!実技試験もあるんですね。ところで、短期集中で学んできたとおっしゃっていましたが、どんな方法で学習してきたんでしょうか?
(佐々木)資格試験の学習方法としては、どの資格も同じアプローチで、市販の参考書と、TechStockというサイトのWEB問題集を活用しました。
実務経験に乏しかった時に受験したクラウドプラクティショナー(CLF)とソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)を受験した際は、参考書やサイトの問題集に加えて、Udemyのハンズオンができる教材で学習しました。
学習の流れとしては、はじめに参考書を3周程度読んで試験に必要なインプットをしてから、WEB問題集を解いて、間違った問題を復習していきました。
ちなみに参考書を3周読む理由は、1周目からすべてを理解して覚えようとすると難しいので、1周目は軽く全体像がわかる程度に読み込みます。2周目から内容の理解に努めて、復習しないと覚えられなさそうな場所は付箋などでマークしておきます。3周目はマークした部分を中心に見直すようにしました。私はこの方法で短期間で参考書を全体的にインプットすることができました。下記が実際に使用した教材一覧になります。SOAとDVAは、受験した当初は市販の参考書があまりなかったため、WEB問題集のみ使用しました。
■問題集模試(すべての試験で使用)
TechStock WEB問題集
https://techstock.jp/
■使用参考書・ハンズオン教材
●ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)
ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得(https://www.udemy.com/course/aws-and-infra/)
【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(https://www.udemy.com/course/aws-associate/)
●クラウドプラクティショナー(CLF)
・ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得
・AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
●ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)
・【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
・AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第2版
●デベロッパーアソシエイト(DVA)
・ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト
●ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP)
・AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
ーーたくさん教材を教えてくれてありがとう!参考書を3回も読むんだ!と思いましたが、効率がよさそうな読み方ですね!先ほど、資格取得のための勉強内容が実務に役立っているとおっしゃっていましたが、取得した資格の中で、一番役に立ったと思う資格はどれですか?
(佐々木)私はこれまで、AWS以外の資格も含めて入社してから9つの資格を取得しましたが、どれも仕事の役に立っていると感じております。
特にAWS資格は、AWSの実務をしている中で、実際に起こりそうな課題が問題として問われ、その適切なソリューションを回答する設問が多いので、学習した内容を活かす場面が多々ありました。
ーー資格を取得したことで、会社からどんなサポートをもらえましたか?
(佐々木)AMBLには、資格支援制度があるので、その制度を利用して、受験料全額と+αの奨励金をいただきました。AWS資格以外にも対象資格が多くあるので、たくさん利用させていただいております笑。この資格取得支援制度の存在も、資格取得のモチベーションを高めてくれる1つの要因です。
ーー資格支援制度がモチベーションとスキルアップにつながっているんですね!AWSに関わらず、多くの資格取得をしている佐々木さんは、これからどんなエンジニアを目指しているんですか?
(佐々木)現在はIAC技術やCI/CD設計などに携わりDevOpsのような役割を担っているので、いつかはは機会学習などAI系のことを学び、Machine Learning Operations(MLOps)にチャレンジしてみたいです。
チーム間のコミュニケーションが得意なので、開発も運用も効率化できる基盤・体制作りができるようなエンジニアを目指したいと思います。
ーー社会人2年目でこの成長! MLOpsにチャレンジする日も近そうですね!佐々木さん、ありがとうございました!
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