AMBLはAI、クラウドネイティヴ(システム開発)、UXデザイン、マーケティングの4つの事業領域で企業のDXを推進、700名近くの様々なDXのスペシャリストが活躍しています。
この強みを活かし、外部の方にもAMBLで活躍される社員の方の業務や技術力&クリエイティブを知っていただきたいと考えて、技術とクリエイティブに焦点を当てた連載をスタートしました。
今回は、データサイエンス事業部(DSC) マネージャー Sさんにお話を伺いました!
Sさん、本日はよろしくお願いいたします!
まずはじめにAMBL入社までのご経歴を教えてください。
私のキャリアの原点は、学生時代のビジネスコンテスト運営への参加です。 実はこれ、ちょっとした勘違いから始まりました。授業のアンケートで、参加者ではなく運営スタッフの欄に間違えてチェックを入れてしまっていたようで(苦笑)。後日、参加者向け説明会のつもりで会場へ向かったところ、そこはなんと運営メンバーのキックオフミーティングでした…! 当初は戸惑いましたが、いざ話を聞いてみると、その活動内容に興味を惹かれ、そのまま運営に加わることになりました。
運営メンバーとしての活動は、私にとって非常に刺激的で充実したものでした。そして、この経験を通じて出会った仲間から「一緒に会社をやらないか」と誘われたのがきっかけで、ごく自然な流れで起業しました。
事業の軸となったのは、当時多くの外国人観光客で賑わっていた京都の観光課題を、デジタル技術で解決することでした。 例えば、文化の異なる外国人観光客は、畳の部屋での過ごし方や布団の使い方といった日本独自の習慣に戸惑いがちです。加えて、言葉の壁により、旅館のスタッフが日本の生活文化を十分に説明できず苦慮しているという声も多くありました。
こうした課題の解決のため、私はサイト制作スキルを活かし、多言語情報を提供するシステムを開発しました。単に商品やサービス情報を掲載するに留まらず、日本の文化や習慣についても丁寧にヒアリングし、誤解なく魅力が伝わるよう情報設計を行うなど、コンサルティングに近い役割も担いました。
この会社では社長に次ぐ立場を任されていましたが、 身近に指導を仰げる方がおらず、独力での成長に限界を感じていました。「圧倒的にできる人の下で学びたい」という想いが募る中、起業家仲間から新会社にジョインしないかというお誘いをいただきました。
優秀なエンジニアが参画し、初めて機械学習に本格的に触れられる仮想通貨関連事業というまたとないチャンスに、迷わず挑戦を決めました。その会社では、仮想通貨と機械学習、双方を勉強する必要があり大変でしたが、非常に濃密な時間を過ごすことができました。なにより、機械学習分野でトップレベルの専門知識を持つエンジニアの方から多くのことを吸収させていただきました。
残念ながら(その会社は)事業を終えることになり、その後しばらくはフリーランスのエンジニアとして活動したものの、やはり機械学習のできる人たちがいる組織に入って、仕事がしたいという想いが再び大きくなり、就職活動を始めました。
最終的にAMBLを選んだ理由は、多くの優秀な人材が集う活気と、自由な雰囲気に強く惹かれたためです。画一的な働き方よりも、個々の能力が尊重される実力主義のもと、フルフレックスで柔軟に働けるAMBLの環境が、自分にとって最適だと感じ入社を決意しました。
AMBLに入社してからはどのようなプロジェクトに携わっているのでしょうか?
入社後はまず、大手通信会社でBtoB向けのデジタルマーケティング分析や顧客分析といった業務に2年ほど従事しました。データ分析の基礎はもちろん、大規模プロジェクトにおけるコミュニケーションの重要性も学ぶことができました。
その後、当社のAI開発事業部と連携し、車載カメラに搭載されたAIの認識精度向上プロジェクトにも参画しました。特定の苦手な状況下での認識精度を生成AIを用いて強化するという内容で、これも私にとって新たな挑戦でした。
直近では、多くの方に親しまれている有名なゲームシリーズのデータベース基盤整理プロジェクトにも携わりました。昔から大好きな作品だったため、まさか自分が関われるとは夢にも思わず、非常に感慨深い経験でした。短い期間ながら、忘れられないプロジェクトの一つです。

Sさんから見て、データサイエンス事業部(以下、DSC)は
一言でいうとどのような特徴を持つ事業部だと感じていますか?
多くの側面があるので一言で表現するのは難しいのですが(笑)、DSCではお客様からお預かりする多種多様なビッグデータを分析し、課題解決の支援をしています。お客様の業界は幅広く、強いて言うならBtoBの案件やデジタルマーケティング関連が多い傾向にありますが、それに限定されているわけではなく、本当に多岐にわたります。
そして、私が感じるDSC最大の魅力は「人」、特に「いい意味で大人の人が多い」という点です。
経験豊富な中途入社の方も多く在籍しており、それぞれが多様なバックボーンを持つからこそ、お互いを尊重し合い、チームとして協力して成果を出そうという雰囲気が自然に醸成されていると感じます。
例えば、普段あまり接点のない方にチャットなどで急に質問をしても、皆さん本当に親切で、親身になって教えてくださいます。 部署が違っても壁を感じることが少なく、非常に風通しが良いですし、私にとってはこの「雰囲気」が一番の魅力だと感じています。
今後のキャリアにおける目標や、将来的に挑戦してみたいことについて教えてください。
私が将来的に実現したいのは、犯罪や社会の歪み、地球規模の課題など、まだ顕在化していない様々な問題に対し、AIなどの科学技術で予兆を捉え、未然に解決策を提示することです。このビジョンは入社前から抱いており、AMBLの面接でも率直にお伝えしました。
かなり壮大な話ですので、他社では敬遠されたかもしれないと、正直なところ思います(苦笑)。
しかしAMBLは、そのビジョンを受け止めてくださり、AI開発事業部とも連携しながら目標へ近づけるよう、ロードマップを共に考えてくれました。現在データサイエンス事業部に所属しているのは、その目標達成に向けて、AIモデルを単に「創る」だけでなく、社会で実際に「役立てる」上で不可欠な、関係者とのコミュニケーションや多岐にわたる調整といった実践的スキルを磨くためです。
現在の経験が将来の目標達成に不可欠だと信じ、AMBLの自由な環境のもとで着実にステップアップできていると実感しています。
機械学習やAIというと、AI開発事業部のような、よりモデル開発そのものに近い部門を
イメージされる方もいるかと思います。
Sさんが現在のデータサイエンス事業部(DSC)を選ばれた背景には、
どのようなお考えがあったのでしょうか?
そうですね、入社時は正直、AIモデルを深く追求し「創出する」側のAI開発事業部(AID)か、それを社会で実際に「活用する」側のデータサイエンス事業部(DSC)、どちらの道も視野に入れていました。
AIDでは、モデルの精度をとことん高めるような深い技術探求ができる魅力があります。
ただ、機械学習の技術を本当に社会で役立てようとすると、単に優れたモデルを作るだけでは不十分で、それを使う人々や影響を受ける立場の方々とのコミュニケーション、そして現場に即した細やかな調整が極めて重要になってくるんです。
そうした「人と技術の橋渡し」となるスキルや、お客様と協力しながら課題解決を推進する力は、モデル開発に主軸を置くAIDよりも、現在のDSCでこそ、より実践的かつ深く学べると感じました。だからこそ、まずはDSCでしっかりと経験を積んでいこうと決めました。
これからAMBLで働くことを検討されている方々へ向けて、
メッセージや「AMBLのおすすめポイント」があればぜひお願いします!
AMBLは、社員の「やりたい」という熱意を大切にし、挑戦する機会を積極的に提供してくれる会社だと感じています。同時に、自身のキャリアプランや仕事への取り組み方について、会社としっかりと対話し、納得感を持って進められる環境があるのも大きな魅力です。もちろん、そのためには自分の考えを明確に持ち、建設的な提案をしていく主体性は求められますが、そうした社員の声を真摯に受け止め、尊重してくれる風土があります。
ご自身のやりたいことや明確な目標をお持ちの方にとっては、その熱意を存分に活かせる、非常にチャンスに恵まれた場所だと思います。AMBLで一緒に未来を創っていける方とお会いできるのを楽しみにしています!
Sさんのインタビュー、いかがでしたでしょうか。
この記事でAMBLの魅力が少しでも伝わりましたら幸いです。
AMBLにご興味をお持ちいただけましたら、下記、採用ページもご覧ください。