AI

”ナンバー”を読む技術を、確かな管理の力に。AMBLのAIから生まれた車両管理ソリューション。


お疲れ様です。広報の大芦です。

昨今、大きな注目を集めるAI技術。私たちAMBLは、そのブームが訪れる以前からAI技術の可能性に着目し、研究開発に注力してきました。

その長年の取り組みが結実したのが、AIで車両管理業務を革新する『ナンバープレート認証AI車両管理システム』です。

AMBLが提供する「ナンバープレート認証AI車両管理システム」は、AI(人工知能)技術を駆使し、車両の出入りを効率的に管理するだけでなく、 ビジネスの課題を多角的に解決するソリューションです。初めてこのシステムに触れる方でも、その導入メリットと活用範囲の広さを実感いただけるよう、詳しくご紹介します。


どのような仕組みのシステムですか?

このシステムは、カメラが捉えた車両のナンバープレート情報をAIがリアルタイムで高精度に認識し、そのデータを一元的に管理できるWebアプリケーションと連携するものです。認識できるナンバープレートの情報には、地名、分類番号、かな(判別文字)、一連指定番号の4項目全てを認証の対象としています。

▼ 主な強みは以下の通りです

リアルタイムな車両検知と入退管理 

カメラが認識したナンバープレートを、あらかじめデータベースに登録された車両情報と瞬時に照合。車両ごとの入退出時刻も自動で記録します。

多彩な条件での即時通知機能 

未登録車両の侵入はもちろん、「長時間滞在」や「指定エリアへの侵入」といった、設定したルールに違反する車両を検知した場合も、メールやLINEなどで担当者に即座に通知。不審車両や迷惑行為への迅速な対応を可能にします。

車両情報の一元管理とデータ活用 

全ての車両の入退出時刻や滞在時間といった情報は、専用のWebアプリケーションで分かりやすく一元管理できます。蓄積された記録はいつでもCSV形式で出力でき、詳細な分析や他のシステムとの連携にもスムーズにご活用いただけます。さらに、管理画面からは通行を許可するナンバーの個別設定や、通知条件のカスタマイズなども行えます。これにより、柔軟な運用が可能です。

導入すると、どんなメリットがありますか?

「ナンバープレート認証AI車両管理システム」は、単なる車両の監視にとどまらず、セキュリティの強化、業務効率の大幅な向上、そしてデータに基づいた新たなマーケティング戦略の策定まで、幅広いシーンで皆様のビジネスをサポートします。

具体的な利用想定シーンは以下の通りです。

1.車両管理業務の効率化によるコスト削減

人手による監視や煩雑な記録作業を削減し、車両管理の効率を飛躍的に向上させることで、運用コストを削減します。

■ 利用シーン例

 企業の私有地、資材置き場、建設現場、工場、マンションの駐車場など、車両の出入りがある場所全般。

■ どのように活用するか

AIが24時間体制で車両の出入りを自動で監視し、未登録車両の侵入があった際にはリアルタイムで担当者に通知します。これにより、常に人が監視する必要がなくなり、警備員の人件費削減や、他の重要な業務への人員配置転換が可能になります。

簡単・迅速な導入

本システムは、活用のしやすさに加えて、簡単な設置プロセスで導入のしやすさも大きな特長です。監視カメラとエッジデバイスを設置するだけで、ただちに利用を開始できます。

場所を選ばない通信環境

有線ネットワークの確保が難しい山間部などでも、LTE/5G対応のデバイスやルータと組み合わせることで、最小限の作業で導入できます。

厳しい条件下でも高精度な認証

認証の際、車両はゲート等で一時停止する必要はなく、徐行状態であれば走行したまま認証が可能です。また、前方プレートはもちろん、取付位置がバンパー付近とは限らないミキサー車など、特殊車両の後方プレートも認識できます。さらに、カメラの画角に複数車両が映り込む場合でも、各車両を個別に識別して認証・追跡することが可能です。

幅広い車種に対応


普通自動車、軽自動車はもちろん、クレーン車やミキサー車といった大型・特殊車両にも対応しており、幅広い用途に適用可能です。(※二輪車は対象外)

短期利用も可能


リモートでの柔軟な運用管理機能により、建設現場など、期間限定のプロジェクトにも柔軟に対応します。

【対応可能エッジデバイス】
EDGEMATRIX NVIDIA Jetson搭載各種AI BOX
Hailo-8搭載 aisin ai cast

2.ナンバープレート情報を活用したマーケティング施策

来店客や来場者の属性(特に地域)を把握し、より効果的なマーケティング戦略を立案・実行します。

■ 利用シーン例:商業施設や大型店舗などの駐車場出入り口。

どのように活用ができますか?

駐車場の出入り口にカメラを設置することで、来店車両のナンバープレートに含まれる「地名」などの情報を自動で収集します。これにより、「どの地域からお客様が来店しているのか」を正確に把握でき、商圏分析やエリアごとのターゲットマーケティング、地域に特化した広告戦略の最適化に役立てることができます。

また、認識したナンバープレートの履歴はWebアプリケーションからいつでも確認できます。また、通行を許可するナンバーの設定や、登録外ナンバー検知時の通知設定、登録ナンバープレートとの比較項目設定など、多岐にわたる管理が行えます。

まとめ

AMBLの『ナンバープレート認証AI車両管理システム』は、日々の車両管理の課題を解決するだけでなく、データを活用してビジネスの成長までを支援する先進のAIソリューションです。この記事を通して、AMBLの多様な技術や取り組みを知る良い機会になれば嬉しいです!

今後も、AMBLが開発する様々なプロダクトを定期的にご紹介していく予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

”人”を見るAIを、ビジネスの力に。AMBLの中核技術から生まれた画像解析プロダクトAMBLの画像解析AIは、店舗や施設のカメラ映像から来客の年齢・性別を自動で推定・分析します。主力製品「AI属性分析」シリーズは、マスク着用時でも高精度な分析で客層をデータとして可視化。勘や経験に頼らないマーケティング戦略や店舗運営の改善を支援します。個人情報保護にも配慮した安全なシステムです。...

AMBLにご興味をお持ちいただけましたら、下記、採用ページもご覧ください。